長い時間をかけて、準備してきました。
そして、なつかしい皆さんと顔を合わせ、
一緒に歌いました。
いままで歌い継がれてきた日本の歌、
シャンソンなど…。
歌うことに馴染みのない方も、
時間がたつにつれ、
心がほぐれていくのが分かりました。
別れるときの、上気したお一人お一人の顔が
忘れられません。
個人的に、思いがけない発見があったので報告します。
「ワークショップ」が終わり、最初のレッスンの日のこと。
〝わぁーっ ! クリーニングしたあとみたいな声 ! 〟と先生。
金城先生の口ぐせは〝久美子節を取りましょう ! 〟だった。
私はそのとき、静かな自分の身体を感じながら…う ~ ん、これは、
ハコミセラピーの学びにも通じるものだなぁ…と痛感。
誰のなかにも、独自の考え方や反応のくせがあります。
なんと、それが発声器官のなかにも残っているなんて !
息のあてかた、回しかた、これが美しい ! と感じるものに、
無意識に固着している自分がいました。
これは、こだわっている美意識の枠を剥がす…チャンスなのかな
と思うと面白い ! わくわくしています。
森 久美子
金城先生は、あきらめない。
「ほら、ここをもう少しこうすると、、、ね、、、よくなるでしょう。」
「いいですよ~。その調子~。」
そんなふうに優しい声で、でも、もうここでいい、、、と言うことはなく、
「もう少しいけるわね?」と、どうしたらその人がもっと輝くか?!と
飽くなき挑戦をしてくださるのです。
先生は、
「声はね、練習すれば、いくつになっても変わるのよ」とおっしゃって、
こちらが自信がなくても、先生がゆるぎなく信じてくれているので、
きっといけるのだろう、、、と勇気をもらいます。
今回、歌のワークショップでは、若い頃合唱部だった人、歌の苦手な人、
ずっと声を出すチャンスがなかった人、いろいろでしたが、誰も困ることなく、
楽しく、皆で歌いました。
歌っているうちに、どんどん声が一つになって、
響き合う声がなんともいえず素晴らしかったです。
みんなで歌う気持ちよさを十分に味わって名残惜しい気持ちで終わりました。
また、やりたいね。ほんと!またやろう!と久美さんと話しています。
阿部 優美
<参加して下さった方の感想>
『りふぁじゅう』(森久美子さん、阿部優美さん主催)の歌のワークショップに参加しました。
階段を降りて地下にある、こじんまりした雰囲気の良いライブハウス。
好きなことを何か長く続けるのは良いですね。
森久美子さんのお腹のそこから力強く湧いてくるアルト、
阿部優美さんの春のひだまりのようなソプラノ。
お二人の素晴らしい独唱を聴いて、私は、何だかすごく力をいただきました。
そのあと、故郷、花、四万十川など、みんなでこころにしみる歌を合唱しました。
中でも、四万十川 という曲は初めて知ったのですが、
みんなで歌っていると、それぞれに自分の人生を生きているけれど、
今、このときは繋がっている、時間を共有している感覚がありました。
ふだんも、きっとそうなのだけれど、歌はその事をたしかに実感出来ます。
「誰でも上手に歌えますよ~」という金城先生の大きな暖かさに包まれ、
思いっきり大きな声を出して、きれいなメロディに浸った、なかなか無い、いい時間でした。
J Kさん
先日のワークショップは、身も心も満足で温かい気持ちで帰りました。
森さん、優美さんの歌も聴けて、ほっこりした気持ちになりました。
私は前の真ん中の席で歌っていたので、後ろから横から、声がわーっと
ふりかかってくる感じに、幸せを感じました。
私が歌が上手くなった気分 ( もしくは実際にうまくなったのか ? ) で
気持ちよく歌いました。「りふぁじゅう」の企画、ありがとうございました。
M N さん
私にとって「日本語の歌」というのは、とても新鮮で普段 ( 「カラオケ」以外で )
本気で歌う曲は、イタリア語や英語だったので、日本語に歌魂を乗せるというのは
なかなかない機会で、経験が出来てとてもよかったです。
次回の開催も楽しみにしています。 Y O さん
身体同様、いえそれ以上に、心のメンテナンスの大切さを感じました。
お二人のさまざまな企画は、私にとって「心の栄養ドリンク」として
足の先端から頭のてっぺんまで、染み渡る心地よさとして、じわじわ効いてきます。
H I さん